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セールスナレッジ大全

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関係構築・継続

01 - Disney's Teaching

ディズニーの学び

『ディズニー サービスの神様』から学ぶ、感動レベルの顧客対応。

ディズニーが教える3つの原則

ディズニーのキャスト(従業員)は「サービス」ではなく「魔法」を提供する。その根底にあるのは、お客様一人ひとりに「特別な存在」だと感じてもらう徹底した姿勢。営業にそのまま応用できる。

原則1:分かろうと寄り添う

お客様の言葉の裏にある本当の気持ちを理解しようとする姿勢。「何を言っているか」ではなく「何を感じているか」に注目する。
  • お客様が「検討します」と言った時、その裏には何がある?不安?予算不足?上司への説明が難しい?
  • 表面的な言葉を鵜呑みにせず、感情を読み取る
  • 「お客様の立場だったら、自分はどう感じるか?」を常に考える
  • 寄り添いは「同情」ではない。プロとして一歩先の解決策を持った上での共感

原則2:絆を築く

一度の取引で終わらない関係を作る。お客様が「あの人に会いたい」と思う存在になる。
  • 記念日を覚える ― お客様の会社の創業記念日、担当者の誕生日にメッセージを送る
  • 小さな約束を守る ― 「資料送ります」と言ったら1時間以内に送る。小さな約束の積み重ねが信頼
  • 取引がない時も連絡する ― 売り込みではなく、相手に役立つ情報を定期的に提供する
  • 名前を覚える ― 相手の部下や関係者の名前まで覚える。「覚えてくれている」は最高の褒め言葉

原則3:喜びを運ぶ

お客様の期待を「少しだけ」超える。100%の期待に対して101%を提供する。
  • 頼まれた資料に、頼まれていない追加情報を添える
  • 納品時に手書きのメッセージカードを添える
  • お客様の業界に関する最新レポートを見つけたら即共有する
  • 期待を大きく超える必要はない。「少しだけ」が継続可能で効果が高い
02 - Consultant's Textbook

コンサルタントの教科書

長期的な顧客関係を築くコンサルティング型営業の知恵。

4つの着眼点

顧客を深く理解するための4つの視点。この4つを押さえれば、提案の精度が飛躍的に上がる。

着眼点視点具体的な質問
業界業界全体のトレンド・課題「業界全体として今、何が一番変化していますか?」
企業その企業特有の状況・戦略「御社の中期経営計画で最も重要なテーマは?」
部門担当部門の目標・課題「〇〇部門として今期達成すべきKPIは?」
個人担当者個人のキャリア・関心「〇〇様ご自身が今注力されていることは?」
この4つのレイヤーを全て理解している営業は、お客様にとって「外部ブレイン」になれる。単なるベンダーではなく、戦略パートナーとして認識される。

口コミが最強の営業

  • 新規営業コストは既存顧客維持コストの5倍
  • 紹介経由の商談は、成約率が通常の3〜5倍
  • 口コミは「お願い」して生まれるものではなく、感動体験の結果として自然に発生する
  • 紹介が生まれる条件:①期待以上の成果 ②人として好かれている ③紹介しやすい仕組みがある
03 - LinkedIn

LinkedIn活用

BtoB営業におけるLinkedInの戦略的活用法。

LinkedIn営業の5ステップ

1

プロフィールを整える

プロフィール写真はプロが撮影。見出しには「〇〇業界の課題を解決」等、価値提案を入れる。経歴欄は実績ベースで記載。

2

ターゲットを検索・フォロー

業界・役職・企業規模でフィルタリング。まずフォローして投稿を観察する。

3

価値ある投稿で存在感を示す

業界知見・ノウハウ・事例を週2〜3回投稿。「この人は詳しい」と認知される。

4

コメント・いいねでエンゲージ

ターゲットの投稿に有意義なコメントを残す。単なる「いいね」より、洞察のあるコメントが効果的。

5

自然な形でコンタクト

関係が温まった段階でメッセージ。「いつも投稿拝見しています。〇〇について情報交換しませんか?」

LinkedIn営業のKPI

週の活動目安:投稿2〜3回、コメント10件以上、新規つながり申請10件、メッセージ5件。3ヶ月継続すれば、月2〜3件の商談がLinkedIn経由で発生するようになる。

04 - Expectation Management

事前期待マネジメント

顧客満足 = 実際の成果 - 事前の期待値。期待値をコントロールする技術。

満足の方程式

顧客満足度 = 実際の成果 - 事前の期待値。つまり、期待値が100で成果が90なら「不満」。期待値が80で成果が90なら「満足」。同じ成果でも、期待値のコントロールで天と地の差が出る。

事前期待マネジメントの実践

  • 過剰な約束をしない ― 「絶対に成果が出ます」は禁句。「〇〇の条件が揃えば、△△の成果が期待できます」と条件付きで伝える
  • 最悪のケースも共有する ― 「うまくいかない場合のリスクも正直にお伝えします」で信頼が深まる
  • マイルストーンを設定する ― 「1ヶ月目は〇〇、3ヶ月目は△△を目指します」と段階的なゴールを提示
  • 進捗を定期報告する ― 悪い報告も早めに共有。サプライズの「悪い知らせ」は最悪
  • 成果が出たら数値で報告する ― 「おかげさまで」ではなく「〇〇が△%改善しました」と具体的に

期待値コントロールの3パターン

パターン期待値成果結果
オーバープロミス高い(100)普通(80)不満 → 解約・クレーム
イコール適正(80)適正(80)普通 → 継続するが紹介は出ない
アンダープロミス控えめ(70)普通(80)感動 → 継続+紹介発生
プロの営業は常に「アンダープロミス・オーバーデリバー」。控えめに約束し、期待以上の成果を出す。これが口コミを生み、紹介の連鎖を作る。
05 - Referral Sales

口コミ営業

最も成約率が高く、コストが低い営業手法。

口コミ・紹介が生まれる条件

  • 条件1:期待を超える成果 ― 当たり前の品質では口コミは生まれない。「想定以上」の体験が必要
  • 条件2:人として好かれている ― サービスが良くても担当者が嫌いなら紹介しない。人間力がベース
  • 条件3:紹介しやすい仕組み ― 「誰に」「何と言って」紹介すればいいか分からないと紹介できない

紹介を生む仕組みづくり

  • 成功事例を言語化する ― お客様が他者に説明しやすい「一言で伝わる成果」を作る。「売上が3倍になった」等
  • 紹介カードを作る ― お客様が知人に渡せる簡潔な資料。お客様の手間を最小化する
  • 紹介のタイミングを見極める ― 成果報告の直後、お客様が喜んでいるタイミングで「お知り合いにも同じ課題の方がいらっしゃいましたら…」
  • 紹介者への感謝を必ず伝える ― 紹介の結果に関わらず、紹介してくれたこと自体に感謝する
  • 紹介者のメリットを設計する ― 紹介特典・割引など、紹介者にも利益が還元される仕組みを作る
口コミ営業の究極形

最終的に目指すのは「営業しなくても案件が来る状態」。既存顧客からの紹介が新規営業の50%以上を占めるようになれば、営業組織として最強。そのためには1件1件の顧客対応に魂を込めること。近道はない。